骨粗鬆症について

高齢者人口の増加や国民の慢性的な運動不足など様々な原因により、大腿骨頚部骨折や腰椎圧迫骨折など日常生活に支障を及ぼす骨折が年々増加しており社会的な問題になっております。
ご自身の骨の評価、骨折予防の意識、必要であれば適格な治療は健康に年齢を重ねるうえで非常に重要です。
またこの事前の評価や予防を行うことが、トータルで見たときに医療費の抑制にもつながることが分かっています。
予防の重要性の観点からも当院では骨粗鬆症の検査や治療を積極的に行っております。

骨粗鬆症とは
骨の量が減ることで強度が低下し、骨折しやすくなる骨の病気を「骨粗しょう症」といいます。
転んでもいないのに、背骨が潰れる「圧迫骨折」もこれが原因です。
背骨以外にも、大腿骨や橈骨などが好発部位となります。
原因は大きく2つあります。
①女性は50歳前後になると、骨を作るカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなる
②特定の病気や薬が原因で、骨代謝や骨形成に影響するホルモンが不足し、骨がもろくなる
特に自覚症状はないようですが、背が縮んだ?背中や腰が曲がってきた?背中や腰が痛い、など自覚したら、
検査をしてみてもよいでしょう。
骨粗鬆症の検査
当院では、血液検査・骨密度測定装置(DEXA)により、骨折が多いとされる脊柱・大腿骨の骨密度を測定します。
定期的な血液検査により骨代謝マーカーを調べることで、骨の新陳代謝の経過を観察します。
骨密度測定装置(DEXA)は、5分ほどの検査です。詳しくは「各種検査機器」のページをご覧ください。
「同年齢の方、成人年齢の方と比較して、〇〇%の骨密度です」とご説明します。



骨粗鬆症の治療
①食事(栄養):カルシウムを多く含むものを食べましょう
②日光を浴びる:ビタミンDの活性は骨形成に欠かせません
③運動:適度な負荷は、骨を丈夫にします
④内服薬と注射:患者様の症状や意見を伺いながら、適切な治療を行います



4カ月~6か月ごとに骨の評価を行うことで、骨の健康を確認しながら安全に治療を継続することができます。
また骨粗鬆症薬を継続して飲まれている方は副作用のチェックや骨の状態をチェックするために定期的な採血も必要に応じ行ったほうがよいと言われています。
他の医療機関から長期にわたり処方薬が出ている場合なども相談可能です。
分からないことなどございましたら、まずは医師にご相談ください。
最適な治療法を検討しましょう。